ちょっと気になるメール・その11
告白と決意のメール(3)
医者を目指しているKanakoさんの場合です。
【少しのあいだ、この気持ちを聞いてやってください。】
  2000年7月8日 Kanakoさんより

 はじめまして。こんばんわ。 あまりに気落ちして、インターネットのボタンを押してみて、なんだかダイエットの項目で検索して、その中でも一番ダイエットっぽくない文字に惹かれて、このホームページにたどりつきました。 今も脚とお尻に力をいっぱいこめて、書いてます。

 ところで申し遅れましたが、私は名もない21才の受験生です。
 今年の春、通っていた看護の大学をやめて、もう一度お医者さんになる夢のために、はるかはるか遠くのゴールを目指して家でひとりこもって、勉強しています。
 ところが、親が、ただでさえ勉強で悩んでいるのに、せっかくのリラックスできる食事の時間に、毎日毎日、「太った、痩せなさい。 そんなことじゃ、勉強もできないんじゃないの! 賢くて、きれいになって、合格しなさい!」 とか、すごい自分としてはいやーなことばっかり言ってくるのです。

 確かに4月から、近所の人の目が気になって外に出るのは、週末の2回ぐらいになって、お日さまにも当たらず、歩かず、の完全な運動不足の日々。 日が暮れて、今までの大学生活でもう帰宅している時間帯にならなければ、外に出られなくなりました。
 そして、体重が少し増え、体が全体的にだらん、と緩んだ感じが自分でもよくわかるんです。 そして、その緩みに比例して、自分の勉強の進度も遅れていて、学力も後進していっている気がして、焦っていたのです。
 医学生である友人に、そういった弱音をもらすと、「医者になるには、ちょっと気力が弱すぎるんじゃないか」 と言われ、本当に落ち込みました。

でも、今日、このページで、tarchanさんがおっしゃることをすべて読ませていただいたおかげで、自分の「だらしない」「弱い」部分・生き方、すべてが、体型にも筋肉にも現れていることに気がつくことができました。
 大切なことを教えてくださって、本当にありがとうございました。 自分では目を向けたくないウィークポイントを、真正面から見つめることができました。

 もうこの受験も、しょせん無理なんじゃないか、とか毎日勉強のあいまに思ったりして、お茶を飲んだり、ぼーっとしたりの、いいかげんな勉強をこのところ送っていました。 でも、その「意思の弱さ」と、その今までの「自分の考え方・生きることへの取り組み方」が、まさに筋肉の力の入れ方と同様に、”変換しなくてはならないもの”だったんだと、気づくことができました。
 自分が気にいらないことがあると、怒っていらいらし、文句をいい、辛いことがあると、すぐに泣いて相手をこまらせ、食べたいときに食べ、太ると、食事を作ってくれた母に文句を言い…。 私は最低でした。
 今日から、遅筋の筋力を高め、地道に基礎代謝量を高めていきたいです。 そして、それと同じように、毎日の勉強も地道にこつこつと、あせらずたゆまずやっていきたいです。

 大切なことに気づかせてくださって、本当にありがとうございました。
 来年の春には、お互いに(初めてのメールで、こんなこと言って、失礼かとは思いますが)、おめでとう!って言えたらいいですね! そのときは、悩みの脚とお尻も、苦手の数学といっしょに克服してやるぞー!!!

 こんなに大切なことを教えてくださるホームページをつくってくださったあなた様に、本当に感謝いたしております。 本当にありがとうございました。
 さあ!脂肪を燃やして、良い姿勢で勉強がんばるぞ!!
返信

 ホームページを見てくださってどうもありがとうございます。
 この常態変換法が少しでもあなたのさらなる理想の体型への足がかりとなることを願っています。

 ご存知のように、人間の肉体はその人自身の意志のあり方と常に一体です。 これからも気持ちを引き締め、筋肉も引き締め、毎日の努力に精進していってください。

 わたしも今回のあなたのメールに励まされる思いが致しました。
 お互いに目標に向かって頑張りましょう!



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