●ちょっと気になるメール・その26●告白と決意のメール(6) よしこさん [28歳女性] の場合です。(『皆さまからの反響の声』より再掲。) |
■【はじめまして】 来月28歳になる、今、無職の女性です。 私も自分が心から望まないこと(仕事など)をしつづけた結果、精神的にもきつくなってしまい、今は仕事をしていません。 今多分、自分の人生の中で一番きつい時じゃないかなと思っています。 でも、ここで止まる時期がなかったらきっとこの先大変なことになっていたと思い、今では感謝しています。 こちらのホームページを見て、世間の常識などにとらわれずに自分は自分でいいのだと、安心しました。 服も大人っぽいのを着なきゃと思っていたし、もう、かわいい服も着れなくなるのかなと、なんか生きる気力もなくなっていくような気持ちだったんです。 自分が好きじゃない格好って、かなりつらいですよね。 長い文章になってしまいましたが、一つ聞いてみたいことがあります。 人間はDNAのなかにほぼその人の寿命が生まれたときには決まっているというようなことを聞いたことがあるのですが、それも意思の力でかえることができるのでしょうか? |
■【返信】
ホームページを見てくださってどうもありがとうございます。 さて、ご質問の 「人間はDNAのなかにほぼその人の寿命が生まれたときには決まっているというようなことを聞いたことがある」 とのことですが、わたし自身はDNAがその人間の寿命を決定するなどということはあり得ないし、寿命そのものさえも存在しない、生物はもともと永遠を目指す存在である、という見解を持っています。 DNAの配列でその人の寿命が決まってしまうなんて、それこそ夢も何もない話で、あまりにも馬鹿馬鹿しいからです。 ※DNAについて少し詳しく説明しますと、DNAの両端に「テロメア」という領域があり、細胞分裂を繰り返すたびに短くなっていくので、おそらくこれが細胞分裂の限度回数、すなわち寿命を決定している因子ではないか、というのが科学者の一般的な見解のようですが、これはあくまで仮説ですので、どこまで寿命と関わっているのか、果たして寿命を決定している因子なのかはいまだ不明です。 そもそも遺伝子(DNA)は人間のあらゆる性質を決定する因子であるとは、わたしにはどうしても思えません。 人体のごくごく基本的な構造を決定する設計図であることには違いないかもしれませんが、それが人間の心や体すべてを規定している絶対的な存在だとは考えられないのです。 すべてがDNAの配列によって決まってしまうのでは、あまりにも生物としての主体性が無さすぎるからです。 すなわち、DNAといえども、その人自身の意志のあり方に従って絶えず変化するものである、というのがわたしの考えです。 これは、例えば生命の危険に晒されている状況であったり、環境の激変であったりすることはもちろん、その人の生き方や価値観が大きく変動した時などに起こりやすいと考えられます。 科学は意志の力というのを最初から考慮に入れていませんが、意志の力を持つことこそが生命の本質なのであり、むしろ、意志の力こそが体のあらゆる性質を変える力を持つまさに当のものなのであるとわたしは考えています。 そのことを皆さんに分かってもらえる日が来るまで、わたしはわたし独自の研究を続けて行きたいと思う所存です。 |
■【メール、ありがとうございました】 ちょっと前になりますが、ていねいなお返事をありがとうございました。 28歳、無職の女性です。(名前書くのを忘れていました)名前はよしこです。 |