ちょっと気になるメール・その18

背が高いことで悩んできた”柴犬”さんの場合です。

【座高について質問したい事が。】
 (2001年9月19日 柴犬さん [21歳女性・通信制学生] より)

 初めまして。 私は21の通信制に通う学生です。 TarchanさんのHPに勇気付けられました者です。 いろいろ質問集で 「座高は低くできるでしょうか?」 の質問&解答で、今現在、私もよし、挑戦してみようという気がでてきて、頑張ッている毎日です。

 私は、小さい頃から背が高く、小学6年までは、脚は比較的長い方(と、いうか普通のバランス)で、胴の長さも普通の女の子の平均の長さでした。(162cm)
 しかし、中学から、男子から背が高いのを理由にいじめられたり、ひやかされたりして、今考えるとそんなでかくもないのに、生来の気の弱さが災いして、「背が高い自分が恥ずかしい」 と、中学生になッてから、うつむいて、背が高いのがイヤで身体をちじこませて、いつも猫背でいて、自分に自信がなく、家に閉じこもり、あまり脚を動かしていませんでした。(いつもテレビの前や机にジベタや床にベタッと座ッていました。 そしていつも脚は体温が冷たく、脚をいたわッたり気遣ッていませんでした。)
 そういう暗い気持ちで女の子という自分に自信がなく、背が高い自分がイヤで、後ろ向きな生活してきたからでしょうか・・・・。(毎日劣等感でいました。)

 中学3年間と、その後のひきこもりのせいで、女の子とは思えないくらい肩幅が男性並の幅になり、座高は96cm、脚は身長169cmにも関わらず脚の長さは76cm(ひざ下が小学6年から伸びていない)と、背が高い割には短く、とんでもない体型になッてしまいました。 特に座高の長さは169cmにも関わらず、180cmの人の座高ぐらいです。
 外にでる度に、他の同じくらいの背の女性と比較し、あまりの脚の長さの差や女性らしい体をみてため息がでたり・・。 最悪だッたのは、ショッピングで、ズボンを試着した時、裾を短くしなきゃならなかッたのですが(身長に合わせたんですが、脚が背の割に短いので) 外で同じくらい歳の近い店員さん達が 「うそ、こんなに切るの?」 「私より背高いのに脚短ッ。」 と笑いながら話し込んでいるのが聞こえてきてショックを受け、落ち込みました。

 「もう、成長期は過ぎたから・・脚伸ばすには、もう無理だよなあ・・。 タイムスリップしないかぎり&骨の長さや座高を低くする事はもう不可能だろうなあ・・。」・・と自分の身体の女の子らしくない自分に自信をなくしながらも、なんとか方法はないものかと、いろんな雑誌、本、ネットで検索していました。

 そしてやッとTarchanさんのHPに出逢いました。 Tarchanさんのプロフィールには凄い励まされました。
 そして、読んでいるうちに、どうしてこんな身体になッてしまッたか・・、それはその当時、「背が高いのはイヤだ」 という思いと、自分をいじめ、卑下する生活や、女らしくなりたいと思いながらも、どこかあきらめて気持ちにストレスを毎日感じながら、男のような雑な生活をして来た事で身体や女らしさの成長をストップさせ、胴が長いのは、極端な猫背のせい(?)なのかはわかりませんが、自分を卑下していくうちに、身体もそれに合わせてそうなッたのかなあ・・と最近気づき(?)ました。 (特に猫背はその当時の写真をみると、ひどいぐらいに猫背でまるまッていました。)

 いろいろ質問集で中学生の女の子の 「座高を低くできますか?」 の質問で、「破骨細胞」 と 「造骨細胞」 の働きの事を知り、Tarchanさんの解答を読み、「私も頑張れば、何年後か、わからないけど、いつか座高が低くする事ができるだろうか・・。 小6から止まッてしまッたひざ下も伸びるだろうか・・・。」 と少し希望を持てました。

 そして今現在頑張ッている次第です。 小学6年以来、学校以外あまり外出しなかッたのですが、これじゃいかんと思い、週3回、ジムで身体を無理しない程度に、自分のぺースで動かしています。 あとカルシウムをできる限り摂ッています。
 そして、まず脚を長くしたいとイメージトレーニングをしているうちに3ヶ月後の最近では、脚の長さはまだ変わらないですが、なんとなく脚のくるぶしやひざがムズムズしていて、よく背や脚が伸びる成長期の子供が言う感覚になッてきています・・。 (単にトレーニングで痛くしたのか、私の思い違いや、勘違いなのか・・・。)

 長々と自分の事ばかりですみません。

 質問したい事は、「座高を低くするためには、姿勢や筋肉の動かし方を具体的にどのように気をつければいいのでしょうか、トレーニングしたらいいのでしょうか・・・?」 という事です・・・・。
 質問しようかどうか、随分迷いました。 でも脚を長くするトレーニングやイメージはつかめるんですが、座高を 「低くする」 というイメージや、トレーニング&日々の生活&筋肉の動かし方が自分の中では曖昧で、悩んでいます。
 「低くする」 という事はつまり 「背骨&骨の形成を変える&短くする」 という事ですよね・・・。 でも伸ばすイメージならすぐ頭で思い実行できるものの、「低くする、短くするためのイメージ&トレーニング、筋肉の動かし方」 が浮かびません・・・。
 (背骨が縮むイメージや肩と胸らへんの長い距離を縮めるイメージや胴の長さ上腹+下腹の長い胴を縮むイメージとか色々思い描いているのですが・・、どうもはッきりせず、曖昧で上手くいきません・・。)
 是非、上手く行く方法、トレーニングを教えてほしいのです。 お願いします。

 理想の姿を意識しながら生活する、そして、普段の筋肉の動かし方&姿勢を改める事は毎日の気持ちの浮き沈みにより、時にそれをやるのがしんどくて、とても難しい事ですが、Tarchanさんがおッしゃるように、「意志の力」、常に 「イメージ、理想の姿を意識する」 というアドバイスで、なんかそれも夢じゃなさそうなので頑張ッてみます。

 ようは、気持ちの持ちようですよね。 私は今まで気持ちも生活も後ろ向きだッたから、こういう身体になッてしまい、「あの時こうすればよかッた」 と、後悔が一杯だけれど、前向きにもう一度小6の頃からのやり直しと思い、頑張ります。

 「それを可能にするだけの動機と覚悟が必要」 とTarchanさんはおッしゃッていますね。 今の私にはその言葉は、凄く重く、臆病なんで時に重荷になる事もありますが、でも今の自分の生き方&惨めな体型を変えたい。 だから頑張ります。
 時にそれがつらくなッて自分を甘えさせて、元の生活に戻ッてしまいそうな時は何度もTarchanさんの 「常態変換」 HPのアドバイスや体験談を読み、「これではいかん。」 と自分に言い聞かせています。 でも根詰めると精神的によくないので時に息抜きも必要なので、休む時は休むようにしてますが・・。(特に生理前の憂鬱な時はマイナス思考になんかイヤでもなッてしまうので。 そういう時にはツライのでお休みして、また再開しています。)
 生活&心の持ち方も改めないと成功しませんよね。 私はどうも自分に自信のないせかマイナスに考えがちになりますが、これじゃいけませんね。 頑張ッてみます。

 質問のお返事くださると嬉しいです(やる気がまたでてくると思うので。)
 TarchanさんのHPを知ッて今は本当によかッたです。 なんか青春まっただなか(?)にいて若いのにも関わらず長年持てなかッた希望がでてきました。

 では、また、質問があればメールします。(成果がでたら報告します。)

 (ペンネームですみません)
 柴犬というペンネームです・・。

返信

 ホームページを見てくださってどうもありがとうございます。
 メール拝見させて頂きました。 背が高い人には高いなりにつらい体験をお持ちなのですね。 やはり、あるがままの自分に自信が持てなくなってしまうことは、どんな人間にとっても不幸なことです。 このHPが少しでもあなたの自信を取り戻すきっかけとなることを、そして、少しでもあなたのさらなる理想の体型への足がかりとなることを願っています。

 さっそく質問の件ですが、

> 「座高を低くするためには、姿勢や筋肉の動かし方を具体的にどのよう
> に気をつければいいのでしょうか、トレーニングしたらいいのでしょう
> か・・・?」


とのことですが、これについては、具体的なトレーニング方法というのは特にありません。 今のところ、わたしからできるアドバイスとしては、あなた自身がおっしゃっているように、「気持ちの持ちよう」 と答えるしかないのです。

 というのは、気持ちの持ちよう (私流に言えば、意志のあり方) が自分が望む方向に向いていない限り、どれだけ姿勢に気を付けたり、特別なトレーニングをしてみても無駄だからです。 (逆に言えば、意志のあり方が常に前向きで、自分がそうなりたい、という方向に向いていれば、あえて姿勢に気を付けたり、特別なトレーニングを行わなくても、体は自然に自分が望んでいるものへと変化するのです。)

 ちなみに、あなたはメールの中で

> 最近では、脚の長さはまだ変わらないですが、なんとなく脚のくるぶしや
> ひざがムズムズしていて、よく背や脚が伸びる成長期の子供が言う感覚に
> なッてきています・・。


と、おっしゃっています。
 あなたがそのように感じたことは、あなたにとってとても 「快感」 だったはずです。

 実は、このような 「快感」 こそ、骨の成長に必要な 「成長ホルモン」 の分泌を活発にする最も大きな原動力となるのです。
 常にイメージトレーニングを行なうこと (理想の姿を意識すること) が 「苦痛」 や 「重荷」 であるうちは、あまり変化は期待できません。
 むしろ、常に意識することが 「快感」 になるぐらいになって、初めて変身することが可能となるのです。

 わたしからただ一つアドバイスできる具体的なトレーニング方法としては、とりあえず 「脚を長くする」 という一点に意識を強く持ち、その意識で体全体を覆い尽くす位の気持ちで生活してみることです。 つまり、あなたの行動や動作、さらに生活全般に至るまで、脚中心の生活に切り替えてみることです。 (これはもちろん脚をたくさん使えということではなく、あくまで意識の中心を常に脚に置きなさい、という意味です。)
 つまり、今まで胴やその他の部分に分散されていた意識を (たぶん今までのあなたは、胴を長くする方へ長くする方へ、脚を短くする方へ短くする方へ、と意識が向いていたわけですから) 脚へと集中させるのです。

 要は、「意識する」 ということは、それくらい肉体の形成においては、どんなトレーニングよりもはるかに決定的な役割を果たしているということを理解して欲しいと思います。
 人の体はわたしたちが考えている以上に 「意識」 や 「気持ちの持ちよう」 に支配されています。 つまり、その時自分が何を意識しているかによって、その時点でのその人の体の状態が決まってしまうのであり、そして、このことが、その人の成長ホルモンの分泌や、ひいては破骨細胞・造骨細胞の働きをも決定するのです。

 どうか気持ちをプラスの方向に切り替えてほしいと思います。 そうすれば、体は自然とその気持ちに応えてくれます。 あなたはまだまだ若いのですから、すぐに結果は付いてくるはずです。
 そしていつか、あなたをいじめたり、冷やかした連中を見返してやってください。

 私も影ながら応援しています。 ぜひ自分に自信を持って頑張ってください!




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