近況コラム



2008年4月21日号

ホームページアドレス変更のお知らせ


 このHPを見てくださっているすべての皆さんへ。 実にお久しぶりです。 そして、最近になってこのHPを知ってくださった皆さんにも改めてご挨拶したいと思います。

 今でもわたしは元気です。 そして皆さんの声はちゃんと届いています。 ご安心ください。
 ところで一部の方からは、数年前からHPの更新が滞っているのでご心配のメールを頂いたりもしましたが、そうした人たちの期待に応えることもできずに、悶々とした日々を過ごしてまいりました。 ここで、改めて皆さんには心の底からお詫び申し上げます。
 このたび、今までお世話になってきた Highway Internet が別機構(GyaO BB)にサービスを移管するのを機に、新たに独自ドメインを取得いたしました。 よって当ホームページのアドレスも変更になります。(今までのアドレスは6月末をもって廃止になります。)
 そこで今回は、そのお知らせも兼ねて、近況の報告などをしたいと思います。(新アドレスは下に掲載。)


沈黙の理由

 まず最初に、なぜわたしが長期にわたってHPの更新を止めてしまったのか、その理由を述べておこうと思います。
 ひとつは、わたしの頭髪の状態が完全に戻るまでには、なるべく表に出たくないということ。(ちなみに、今の状況は4年前とほとんど変わってません。 長年、自分で自分を傷つけてきた結果としての 「傷跡」 は、そんなに早くは消えてはくれないということでしょう。)
 もうひとつは岩月教授の冤罪が晴らされるまで、なるべく沈黙を保っておこうと考えたからです。

 わたしは岩月教授の逮捕は明らかに冤罪であると確信しています。 前回のコラムにも書きましたが、それまでの教授の言動から考えて、あのような事件を突然引き起こすなどとは考えられないこと、および、事件当時の状況がきわめて不自然であることなどが、その理由です。(これは穿った見方かもしれませんが、わたしは教授がなぜあのような事件に巻き込まれてしまったのか、ひょっとしたら、その原因の一端はわたしのHPにもあったのではないか、と考えています。 詳しくは言えませんが...)

 しかし、沈黙の最大の理由はもっと別のところにあります。
 つまり、このHPは 「一つの作品」 として、あの時点(2004年8月31日更新時)で一応完結していると、わたし自身が考えていることにあります。
 もちろんこのHPでは言い足りない部分、不完全な部分もたくさんあります。 しかし、基本的にわたしが本当に言いたかったことは、ほぼ7年間にわたる活動の中で、分かる人には分かるように伝えたはずです。
 例えば、わたしのHPの根幹である二つの理論、つまり 「筋肉の緊張力の度合いが、その部分の脂肪の付き具合を決定する」 「まぶたの動かし方がまぶたの形を決定する」 という理論は、わたしがHPで細かく説明するまでもなく誰もが日常的に経験しうる事象であり、たとえ科学的には立証されていなくても、かなりの人々に受け入れられている理論であると自負しています。 それは皆様からの数多くの反響に接するたびに分かります。
 このように、わたしの理論がある程度認知され、広く一般の人々にも知れ渡るようになったことで、このHPはある一定の役目は果たせたと考えています。

※なお、最近わたしのHPの内容をそっくりそのままマニュアル化して、それをネット上で通信販売している輩がいるようです。(部分痩せを売りにしていたり、「食べても痩せられる減量法」「二重まぶたを自力で作る方法」「全額返金保障」 などとうたって、具体的な方法が一切書かれていない宣伝文句や体験談だけのページを見かけたら、皆さんも注意してください。)
 また、『まぶた編』 の方法をそっくり真似て、それを自分の方法として公開しているサイトもちらほらあるようですが、基本的にはわたしとは何の関わりもない人物のページですので、念のため。

 もちろん、この休止期間の中で、若干考えを改めた部分もあります。
 例えば、人間の体型を決定する主な要因は、今では次の4つであると考えるようになりました。 それは、

 1.食事量
 2.その部分の筋肉の緊張力の度合い
 3.褐色脂肪細胞の働き
 4.小腸絨毛と腸内細菌の働き

です。
 この4つの要素が交じり合って、その人間の体型を決定付けていると考えられるのです。
 このうちの4については、昨今TVを賑わせている大食いタレントを科学的に検証した番組などを見ていて新たに得られた知見です。 すなわち、あれだけ大量の食事を摂っているにもかかわらず太らないでいるのは、上記の2、3の働きと同時に、小腸の絨毛、および大腸内の細菌が必要最低限の栄養だけを吸収できるように食物を分解し、あとは排泄物として体外に出す働きをしているのではないか、ということです。(ちなみに、一般に 「痩せの大食い」 といわれる人の大腸内にはビフィズス菌に代表されるいわゆる「善玉菌」が多いということです。)


今のわたしの関心事

 ここで、今のわたしが非常に関心を抱いている、おそらく皆さんが抱いてきたこれまでの常識が180度ひっくり返るであろうほどの理論をここで紹介したいと思います。
 一つは、フランスの生化学者、ケルブラン博士が唱えた 「生物学的元素転換」 理論。
 もう一つが、日本の生物学者、千島喜久男教授が唱えた 「千島学説」 です。

 この二人の偉大な先達(両者とも故人)が唱えた理論は、ネット上では比較的多くの人に知られており、調べれば誰でも簡単に情報が取り出せるので、ここではあえて詳しく説明しませんが、まず最初のケルブラン博士の唱えた理論についてごく簡単に説明すると、生物学的元素転換とは、「生物の体内では、低温、低圧、低エネルギーで常に元素転換が行われている」ということです。

 例えば、代謝作用に重要な役割を持つカリウム(K)とカルシウム(Ca)は水素原子(H)を介して自由自在に転換します。 また、マグネシウム(Mg)は酸素原子(O)を介してカルシウムに転換できます。 このように、たとえカルシウムをたくさん摂らなくとも、他の元素からの転換で、生体内では容易にカルシウムが生成されるわけです。 生物が骨の主成分としてカルシウムを選んだことも、これで納得がいきます。
 また、HとOが元素転換に密接に関わっているということは、なぜ生物の体が約70%の水分で成り立っているのかを大いに示唆するものです。 つまり 「(H2O)」 がすべての鍵となっているわけです。

 この他にも、炭素原子(C)を介した元素転換もありますし、いろいろな元素の相互転換が発見されています。 日本でも独自に研究されている科学者がたくさんいます。
 なぜ草ばかり食べている牛が、自らの体内で骨や筋肉や乳を作ることができるのか、なぜ十分な石灰分を持たないニワトリの卵から丈夫な骨格を持つ雛が生まれてくるのか、これまでの栄養学では決して説明することができない事象も、この体内元素転換の理論に基づけば、すっきりと解決するのです。

 また、もうひとつの千島学説とは、基本的に8つの原理によって成り立つものです。 そのうち、骨子となるいくつかの原理を紹介します。
 それは、

◆赤血球は様々な体細胞が分化する母体である。

◆体細胞と赤血球は可逆的に分化(相互転換)する。
 (体組織の細胞→赤血球、赤血球→体組織の細胞への転換が常に起こっている。 )

◆血液は小腸の絨毛で作られる。
 (骨髄での血球の生成とは、生体が栄養不足や大量出血や極度の精神的ストレスなどの危険状態に置かれた場合に特に起きる緊急反応である。)

◆生物が生きている間に獲得された形質は子孫に遺伝する。 「獲得形質の遺伝」
 (生殖細胞は血球に由来する。 精子や卵子などの生殖細胞は体の組織とは別物ではなく、赤血球が変化してできる。)

というものです。
 このうち 「獲得形質の遺伝」 は、「DNAとは個体のごく基本的な構造を作るための設計図であり、遺伝を決定する因子ではない」 というわたしの主張を強力に後押しするものです。

 また、他にもこれらの原理から導き出される一つの重大な論点として、「がんとは何か」 という問題があります。
 千島学説によれば、がんとは血液の汚れを取り除こうとする 「浄化作用の一種」 と捉えられます。 がん細胞はそもそも正常細胞が変化したものであり、血液が汚れてくると自然に発生し、血液がきれいになれば 「自然に消滅する」 ものなのです。
 したがって、がんになったらまず第一にするべきことは、慌てず騒がず、今までの生活を改め、血液の浄化に努めること、これ以外にありません。 すぐに手術を行うなど愚の骨頂です。 逆に、血液を浄化しないまま、血液の浄化作用の一種であるがん細胞を取り除いてしまったことによって、かえって転移を誘発することにもなりかねないのです。

 また、これとは別に、血液そのもののがん、いわゆる 「白血病」 という病気があります。 血液がおもに小腸の絨毛で作られるものとすれば、白血病とはいわゆる 「小腸がん」 であると定義することができます。 したがって、白血病にかかってしまった場合も、他のがんと同様に慌てず騒がず、小腸の造血機能を正常に戻すよう今までの生活を改めることが先決となります。
 その白血病の治療には骨髄移植がよく行われます。 もともと体が弱っている白血病患者は小腸の正常な造血機能が働かず、かわりに骨髄が造血器官としてフル稼働せざるを得ません。 その骨髄における造血機能も小腸と同様に衰えています。 そうした状態の中で骨髄移植を行えば、たしかに何かしらの治療効果はあって当然です。
 しかし、肝心の小腸を含めた体全体の細胞が機能不全を起こしているかぎりは、一時的に骨髄の造血機能が改善しても、またすぐに症状がぶりかえしてしまう可能性が高くなります。 実際、骨髄移植を受けた患者のその後の生活状況というのは、絶えず再発や合併症の恐怖との戦いであるそうです。(こうした情報を耳にするにつけ、骨髄移植が果たして医者が言うほどの治療効果があるのかどうかも疑問視されます。)

 ここであえて言わせてもらえれば、白血病にかぎらず、がんとは余計な処置を一切行わずに体の自然治癒力に任せてじっとしていれば、案外あっさりと治ってしまう類の病気なのではないでしょうか。
 人が病気になる時、生命エネルギーは負の方向に向いています。 つまり、病気になるのにもエネルギーが要るのです。 したがって、病気がそのようなマイナスの意識によって作られたものである以上、患者自身がプラスの意識を持つようになれば、病気は必ず治るということです。 極端な話、すべての病気は、そのままじっとしていれば治ります。 余計なことをするから、かえって悪くなったり長期化したりするのです。
 もし自然治癒力が発揮されず、不幸にして死に至ったとしたら、それはその人間にそこまでの生命エネルギーしかなかったということです。 生命エネルギーが負の方向に向いている状態が長続きすれば、確実に死が訪れます。 患者さん自身がこのような状態にある場合、医者がどんな治療を施そうとも効果は期待できません。

 すべての病気は生命エネルギーの低下によってもたらされます。 原因は 「愛の枯渇」 です。 病気とはその警告なのです。 ですから、警告そのものを取り除いただけでは病気が治ったことにはなりません。 その場しのぎの方法では、また必ず病気は再発します。 病気というのは、たとえ突発的に現れたように見えても、そこに至るまでの長い長い歴史があるのです。 だからこそ、重い病気というのは1〜2年ではなく、生命エネルギーがプラスに転じるまで10〜20年の長いスパンでじっくり治すものなのです。 「愛」 は一度にドバッと手に入るわけではないからです。
 病気にかかるということは、自分自身の生き方を見直すよい契機なのです。 今まで自分自身が抱えていた不自然さが露わになる瞬間なのです。 そして、いかなる病気の克服も、最終的にはその人間の 「意志の力」 に委ねられているということ、この一点において、現代医学は根本的に考え方を改めてもらいたいものです。

※ちなみに、先のケルブラン博士と千島教授は生前フランスで顔を合わせたことがあるそうで、そこでお互いの理論に意気投合し、よりいっそうの精進を誓い合ったということです。


今後の活動

 人間の体には、まだまだ分からないことがたくさんあります。 でも、これだけははっきりと言うことができます。 それは、われわれが与えられている一般的な知識とは、われわれがもともと感覚的に経験しうる自然界の事象から、かなり歪められた形で伝えられている、ということです。
 言うまでもなく、科学は万能の学問ではありません。 科学の常識にばかり囚われていては、見えるものも見えなくなってしまい、いつまでたっても進歩がありません。 科学的な検証よりも、人間本来が持つ直感やひらめきなどの 「感覚」 の方が、より真実を捉えている場合もあるのです。
 たとえ科学的な根拠に基づくものではなくとも、真理に到達する手段はいくらでもあります。 もし、わたしが自らの理論、および上記の二つの理論を総合し繋ぎ合わせれば、生命現象についての 「一大統一理論」 が出来上がるかもしれません。

 わたしの究極目標、それは、世の中の真実を明らかにし、それを皆さんに伝えることです。
 それは体のことだけではありません。 すべての事象についての真実です。 そして、その真実とは実に単純なものなのです。 それは 「自然の摂理」 です。
 世の中は自然の摂理によって動いています。 人間もこの摂理の中で動いています。 生物の体もその摂理のもとに作られています。
 自然の摂理を別の言葉で言い表せば、それは 「」 です。 これは信じるとか信じないの問題ではありません。 神は現にそこに 「在る」 ものなのです。 世界は、人間が勝手に作った論理によって動くのではなく、あくまで神(=自然)の摂理によって動いているのです。
 だからこそ、その摂理から外れたこと(農耕や牧畜や商業)を行うと、神からしっぺ返しを喰らうのです。 その最大の罰が 「寿命」 というものなのです。

 果たして文明社会は人間を幸福にしたのでしょうか。
 そもそもなぜ人類は農耕や牧畜を始めたのでしょうか。 ひょっとしたら、これも愛情不足から生じたのではないでしょうか。 無償の愛を得られなかった人間たちが愛情の不足を作物や家畜の数に置き換え、たくさん食糧を確保すればそれだけ多くの人から愛情を得られるという麗しい勘違いから生じた、本当の愛し愛され方というものを知らない人間たちが考え出した自己満足の体系、それが文明社会というものだったのではないでしょうか。

 商業についても同じことが言えます。
 そもそもわたしは、商業とは人類が生み出した最もタチの悪い宗教である、くらいの認識しかありません。 こんなものを信奉しているからこそ、「所有」 という観念が生まれ、取ったり取られたりの争いが起こり、せっせと武器を作っては、さらにロクでもないことを始めるのです。
 実は、戦争というものは権力者が作るものではなく 「商売人」 が作るものなのです。 表に出てくる為政者はその犬に過ぎません。 すべての大きな戦争は、権力の裏側で暗躍する死の商人たちによって計画され、偶発的にではなく 「意図的に」 引き起こされます。 古今東西例外はありません。 その結果、たくさんの罪もなき人々が死にます。 最後に丸々と太った死の商人たちが生き残るのです。

 わたしの理想の生活は 「縄文人の生活」 です。 人類は縄文程度の文明で十分やっていけます。 それ以上の進歩は必要ありません。 農耕も牧畜も商業も、人類にとってむしろ有害です。 それは自然を破壊します。 上下関係や男女差別を生み出します。 戦争も引き起こします。 何一ついいことなどありません。 かえっておかしな人間たちが社会のあちこちにはびこることになり、彼らが社会を牛耳るようになります。 そうした中で、人々は日々の労働に追われるあまり、次第に自分自身の本当の欲求を削り落とし、生命エネルギーをすり減らしていくようになるのです。

 なぜこのようなことになってしまうのか。 その理由を示す分かりやすい例として、歴史作家の関裕二氏は、その著書 『縄文人国家=出雲王朝の謎』 の中で、狩猟民族と稲作民族の違いをこう述べています。

 「普通常識で考えれば、弓矢をもち、野原を駆けめぐり、獲物を追いまわしていた狩猟民族と、田圃(たんぼ)に苗を植え、刈り取り暮らしていた稲作民族と比べてみれば、狩猟民族の方が好戦的と思うであろうが、これが逆なのだ。 狩猟民族は平和主義者で、稲作民族は好戦的なのである。
 なぜこのような差ができたのか。 ひとつには、狩猟民族の場合、食料を生産するのではなく、あくまで自然界からおこぼれを頂戴しているという意識があった。 すなわち、自分たちの採り分を守ってさえいれば、生活を維持することはできた。 だから、人々は縄張りを設定し、お互いにそれを侵そうとはしなかった。 この原理に背くことは、すなわち自滅への道を歩むことを、彼らは本能で知っていたのである。
 一方、稲作民族の場合、まず前提がちがった。 つまり、彼らは何もないところから土地を耕し、作物を栽培しなければならなかった。 だから、彼らは、まず、出来る限りの土地を必要としたのである。 さらに、農耕を進めるにつれ、食料事情は向上し、子孫が増える。 するとまた土地を耕す。 するとまた子が増える……。 といったように、膨張することが宿命であるかのように、農地を広げていかざるをえないのが、稲作民族であった。 そこで土地の奪い合いがおきるのは、むしろ当然のことなのである。」

 自然界から無償の愛(生きるためのエネルギー)を得ることの出来る唯一の方法、それは、自然のおこぼれを頂戴するという方法、すなわち 「狩猟・採集」 だけなのです。 農耕も牧畜も、どちらも 「これだけ耕しているんだから…」 「これだけ世話してやっているんだから…」 という 「見返りを求める愛」 から発生したものです。 だからこそ、どんなに働いても、どんなに安定した食糧供給があっても、けっして生きるためのエネルギーとはなりえないのです。
 本来、人間も他の生物と同様に、自由に生きてしかるべきなのです。 つらい労働や仕事なんかしなくてもいい生き方があるのです。 そういう世の中を作ること、すべてが好奇心に満ち溢れていた少年の頃の活発さを取り戻すこと、それがわたしの夢なのです。 これを皆さまに分かってもらいたくて、今でもHP活動を続けているわけです。


追伸

 皆さんには申し訳ありませんが、これからも当分、更新は行わないと思います。 でも、このHPはかつてわたしがその人生において経験してきたどの思い出にも勝るかけがえのない 『記念碑』 として、いつまでも残しておくつもりです。
 またいつか新しい形でHPの活動は再開するかもしれません。 それがいつの日になるのかは、今のところ未知数です。 でも、そのときには真の意味での笑顔が取り戻せるように、これからも精一杯生きていくつもりです。
 それでは、またいつかお会いしましょう。



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『かんたん!筋肉緊張ダイエット』 管理人:Tarchan




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