Tarchanのプロフィール



 1968年1月5日東京生まれ。 44歳。
 本名:清水 健幸(たけゆき)

 中学の頃よりダイエットを始め、数々の失敗を繰り返しながら、高校中退後しばらくして 『常態変換法』 の最初のひらめきを得る。
 1987年〜88年にアメリカ、フランスへ語学留学。 ギリシャに数ヶ月滞在した後、1988年12月帰国。 以後、フリーの生活に入る。
 1993年 『意志の力が肉体を変える』(MBC21刊) を自費出版。
 '97年2月、当HPを開設。
 '99年9月、東大受験を決意するも、'02年7月に脱毛症を発症し断念。 その後仕事を一切控え、約1年間、心のリハビリに専念。 '03年9月、仕事を再開。
 現在、HP運営のかたわら都内某大学病院にアルバイト勤務。

 身長158cm、体重50kg(2012年1月現在) 山羊座、B型。
動物占いは 「黄色のこじか」。

2011年大晦日 自室にて



筋肉緊張ダイエットが生まれるまで

 わたしのダイエット体験は古くは20年近く前、中学生の頃にさかのぼります。
 その頃から、わたしは自分の体型に悩みはじめました。 実際はそんなに太っているわけでもなく、ややぽっちゃり型という程度のものだったのですが、スラリとした脚を持つクラスメートなどを見るにつけ、どうして自分はこうなんだろう、とむやみに自分を追い込んでいました。

 今考えれば(当時、わたしには大好きな女の子がいましたので)、やはり異性に気に入られたいという単純な思いから始まったのだと思います。
 しかし、「異性に気に入られたい」 という感情は、男女を問わず、人間にとって根源的なものだと思います。 中学での学年が上がるにつれてこの思いが一層つのってくると、たとえ相手がそう望んではいなくても、わたしの方では絶えず 「理想的な人間でなくては」 という思いが強くなっていきました。 そうした自分自身の根本的な改造への欲求が、ついには 「理想の体型になりたい」 という思いに変わるまで、そう時間はかかりませんでした。 わたしのダイエット体験は、こうして始まったのです。

 わたしのダイエットは、まず食事制限から始まりました。
 しかし、ほぼ絶食に近い急激な食事制限を行ったために、栄養不足は歴然としていて、高熱で1週間寝込んだこともありました。

 それからはまさに、いろいろなダイエットを始めては失敗し、また別の方法を始めては失敗する、ということの繰り返しでした。
 ダイエット本を買って、カロリーを計算し、朝食、昼食、夕食すべてにおいて徹底的に脂肪と炭水化物を減らしたりもしました。
 親は絶対反対でしたが、わたしはまったく聞き入れませんでした。
 学校に持っていく弁当では、ご飯には一切手をつけず、おかずだけを食べたりしていました。(もちろん親には内緒です)

 しかし、こうしたことが長続きするはずもなく、こんな努力を重ねている割に大して減ってもいない体重計の数字を見てはがっかりする毎日でした。 そして終いにはお決まりのリバウンドが待ち受けるという最悪のパターン。 こうしたことの繰り返しによって、かえってダイエットする前よりも食に対する執着が増してしまったのでした。
 この間、わたしの頭の中にはずっと、ある一つの疑問が浮かんでいました。
 それは、「痩せている人はこのような努力をしているわけでもないのに、いや、むしろわたし以上にたくさん食べているのに、なぜ痩せている体を維持することができるのだろうか」 ということでした。

 わたしは小学校高学年の頃からずっと、自分の理想とする体型を持つ人をじっくり観察することを日課としており、そういう意味では現在につながる旺盛な研究心も、すでにこの頃から芽生えていたといえます。 この研究心は中学、高校生活を通じて、けっして消えることはありませんでした。

 今から考えると、常態変換法の根本原理である 「意志の力が肉体を変える」 という発想の原点が、すでにこの頃からわたしの中にあったのでしょう。 わたしが安易な美容整形に走ることがなかったのも、まさにこの研究心を失わなかったからであると自負しています。
 筋肉の緊張力と脂肪の付き具合の関係を発見することができたのも、まさにこのような研究の繰り返しの賜物であると思っています。
 それはちょうど高校を中退してからしばらくたってのことでした。

 ある日、ひざに思い切り力を入れてみました。
 そうすると、力を入れた分、脚全体が筋肉のラインに沿ってキュッと引き締まり、細くなったのです。
 そしてひらめきました。 これはひょっとしたら、筋肉に力を入れ続けたら、脚を細くすることができるのではないか。 そう言えば、痩せている人の首すじや手首足首は、太っている人に比べて 「すじ張って」 いて、いかにも力が入っているようにみえる。 それはその部分の筋肉が常に緊張しているからではないか、と。
 こうして、筋肉緊張ダイエットの基本原理にたどり着いたのです。

 わたしはさっそく実行に移しました。
 それからはまさに、筋肉に力を入れ、ゆるんでいるのに気づいては、また力を入れ直す、の繰り返しでした。
 筋肉を緊張させることに慣れ、ある程度持続させられるようになるまでに5年くらいかかったように思います。 その間、非常にゆっくりとではありますが、徐々に体重は減少し始めました。
 このダイエット法を始める前は60kg前後(ピーク時62kg)をうろうろしていたのが、始めてからは、多少の浮き沈みはあったものの、じわじわと体重が減り始め、10年後位には55kg台にまで減少し、つい最近(2000年3月時点)では52kg前後をキープするようにまでなりました。

 一番の進歩は、何といっても好きなものを好きなだけ食べても太らなくなった、ということです。
 食事制限する必要がなくなったこと、食事の際にいちいちカロリー計算することがなくなったことは、どれほどわたしをストレスから解放したことでしょう! 「お腹が空いたら食べる、空いてなければ食べない」 という自然な生理的欲求に忠実に従ったおかげで、リバウンドすることもまったくなくなりました。 これもまた、筋肉緊張ダイエットの特筆すべき点だと思います。

 ただし、このダイエット法は、実践していくうちにみるみるうちに痩せていく、というものでは必ずしもないことは、あらかじめお断りしておかなければなりません。 本人の心がけや動機如何にもよりますが、たいていの人の場合、効果をはっきりと自覚するためには、わたし自身と同様に相当の年月を必要とすると思います。
(※なお、食事制限と併用すれば効果が倍増することは間違いありませんが、今後一切リバウンドしない!という強い決意と覚悟が絶対に必要となります。

 このことを理解された上で、みなさんがそれでもやってみるだけの価値があると思うのであれば、わたしとしては、ぜひ実践されることをお勧めする次第です。


常態変換法は単なるダイエット法ではない

 常態変換法は 『意志の力が肉体を変える』 のコンセプトのもとに作られた、肉体全般にわたる改造法です。 筋肉緊張ダイエットはあくまでその一部にすぎません。

 例えば 「髪の色」 です。
 意志の力によって肉体を変えていくことを標榜しているわたしとしては、お手軽に茶髪や金髪に染めたりしてしまう昨今の状況は、「邪道」 であると言わざるを得ません。
 本人にその気があるのなら、自分自身の意志の力によって金髪になることはもちろん、その他いろいろな色の髪になることが可能なのです。
 その証拠をここにお見せします。 これはわたし自身の例です。

 わたしの口ひげと顎ひげには、10年位前からところどころ金髪が生えるようになりました。 以前ではそれほど目立たなかったのですが、最近では生えてくる口髭の約半数が金髪か茶髪となっています。 (写真参照:2000年10月撮影

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※クリックすると拡大版が見られます。
 ちなみに全体の構成は今のところ、

・純正金髪(ブロンド)   25%
・茶髪(ブラウン)      25%
・焦げ茶髪(ブルネット)  25%
・黒髪            25%

というほぼ均等な値になっています。 日なたに出ると、かなり金色が目立つようになりました。

 どうしてこのようなことになったのか。 考えられる理由としては、おそらくわたし自身の中に金髪に対する深い憧れがあり、その意志が具体的に表れてきたものだ、ということです。 そして、それが口髭に真っ先に表れたのは、口髭というのはかなり年齢が上になってから生えてくるものであり、その意味では、つい最近の意志を最も発現しやすい場所なのかもしれません。
 ちなみに、頭髪についてはまったくといっていいほど (ほんの一本か二本あるだけ) 金髪は生えてきません。 おそらく遺伝的な影響がまだ大きいのでしょう。

 また、日本人はすべて黒髪で黒目と考えられがちですが、実際はそうではないのです。
 例えば、先日も新聞にこんな投書が載っていました。
 「(中略)私は生まれつき髪が茶色くて、しかも天然パーマ。 小学生の頃は外国人と言われ、中学では怖い先輩から生意気だと呼び出され、身に覚えもないのに 『万引きしたか?』 と先生に聞かれた。  友達のお母さんが 『あの子、髪染めてるんでしょ。 遊んじゃいけません』 と言っていると知った時は、ショックでした。 でも、言わせたい人には言わせておくのが一番。 今はうらやましがられることも多いんです。(以下略)」  29才主婦の方からの投書
 ※読売新聞 2000年10月3日付 夕刊より

 このように、日本人は黒髪で黒目であることが大前提となっているせいで、天然茶髪の人は社会の隅っこへ追いやられがちで、表舞台に出てくることはまずありません。 しかし、いることはいるのです。
 また、瞳の色についても同様で、日本人の中にもごく稀(まれ)に青い目や緑色の目をした人も実際にいるのです。 例えば、女優の奥菜恵さんは片方の瞳が緑色だそうです。 また、東北地方には瞳の色が青みがかった人、緑がかった人、薄茶色の人が多くいるとのことです。(『眼鏡かわら版』 コラム第15回:瞳の色より)

 わたしはこれらのことも遺伝的偶然によって引き起こされたのではなく、あくまで本人の意志の力によるものと考えています。 そうなりたいから、それが自分に一番合っているから、そのような髪の色、そのような瞳の色になったのです。

 昨今のニセ金髪・ニセ茶髪の氾濫にあえて苦言を呈するならば、それは所詮 「まがい物」 でしかない、ということです。
 そして、このことは髪を染めたりすることだけでなく、例えばカラーコンタクトやアイプチの使用、二重まぶた・脂肪吸引・豊胸などの美容整形手術、あるいはダイエット薬の使用など、諸々の 『自分自身の努力に依ろうとしない他力本願的な試み』 すべてに共通して言えることです。

 世の中にはこうした 「まがい物」 で満足している人間がいかに多いことでしょう!
 それは結局、自分自身のみならず、他人にも悪影響を及ぼすという点で、世の中のためにもならないことなのです。
 本人に本当にやる気があるのならば、自分自身の意志の力によって、髪の色を変えることさえ十分可能なのです。 もちろん時間はかかるでしょうし、「こうすればこうなる」 という具体的な方法はどこにもありません。 あくまであなた自身の 「こうなりたい」 という強い意志の力にかかっているのです。
 このHPを見てくださったみなさんには、この常態変換法に出会ったことをきっかけとして、どうか 「まがい物」 で満足するような人間にだけはならないで欲しいことを、切に願わずにいられないのです。



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